野良猫は愛護動物です。動物愛護管理法を遵守しましょう。

先週の土曜日の夜は残念なことがありました。

また交通事故で亡くなった野良ちゃんがいたのです。
私がエリアの野良ちゃんたちへのエサ上げが終わり、
帰路に着いた時でした。

バス通りを横断しながら、ふと右前方の路上を見やると、
道路の隅で何か黒い物体が・・・
風に吹かれて、ヒラリとしたビニール袋(?)が、
また地面に伏せた瞬間のように見えました。

しかし、近づいてみるとそれは違ったのです。

車に轢かれたばかりのキジトラ猫で、
私が見たのは、まさしく絶命の瞬間だったのです。
力尽きて、足がバタっと地面に崩れた瞬間だったのです。
顔は酷い惨状でした・・

あわてて野良ちゃんの遺体を歩道の隅に引き上げ、
近所のボランティア仲間のSaさん宅へ。

ダンボール箱を貰い、役所に電話した後、
夜間受付に車で遺体を運びました。

これで、ほぼ同じ場所で数ヶ月の間に3匹が
亡くなりました。

残念です。

今回亡くなったキジトラは、メスでした。
私の管理エリアの野良ちゃんではなく、
バス通りを隔てた隣のエリアの猫でした。




私は愛玩動物飼養管理士です。
当然、動物愛護管理法の中身も勉強しております。
言い換えてみれば、動物愛護管理法伝導師
といったところでしょうか。

私はこの法律に基づいて、
野良猫は飼い主がいない(宿無しの)可哀想な動物であるから、
(そういう不幸を増やしてはならないという意味で)
数を増やしてはならない。
だから徹底的に不妊手術を施す。
これを実践して参りました。

今までに不妊手術を施した
野良猫の数は90匹弱。

私の管理エリアでは、子猫は生まれておりませんし、
寿命によって亡くなる猫もいて、
次第に数が減って来ています。

ですが、数が減るとは言っても、
人間による虐待死や交通事故死という
不幸な死に方はさせないようにしなければ、
とも思っています。

交通事故はどうしても防ぎきれませんが・・・




ところで。
世の中にはまだ勘違いしている人がおられるようです。

野良猫は、動物愛護管理法で定められた
愛護動物です。

「飼い主がいなければ愛護動物ではない。」と
おかしな論をぶっているお方がネット上に
おられるようですが、人間として恥ずかしいことです。
動物愛護管理法の中身を勉強すれば、
野良猫が愛護動物であるということはただちに理解出来ることです。

裁判でも野良猫が愛護動物であるという判決が出ており、
 (以下を参照。)

野良猫が愛護動物であるとの判例
「ペット動物法務支援事務所ホームページ」より抜粋
http://homepage2.nifty.com/dragonsam/ryoko_039.htm

>●《 事件 4 》
>野良猫を一匹千円でヤミの三味線業者に売ろうとして
>野良猫を殴り殺した男に対し、検察は
>飼い猫・野良猫を問わず猫は愛護動物であり
>「動物愛護管理法第27条第1項」違反として懲役6月を求刑した。
>                                              
>【大阪地裁 平成13年12月5日】

>判決・・・
>「飼い猫と野良猫とを区別する理由はない。」と認め
>「男の行為は動物の生命を軽視したもので非難される
>べきであるが、反省している。」という理由で、
>懲役6月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。



野良猫に暴行を加えたり、排除しようと追いたてたり、
給餌や給水を行わず衰弱させたり餓死させることは虐待であり、
動物愛護管理法の罰則規定に抵触する「犯罪」なのです。

なお、動物愛護管理法は、政権与党である自由民主党が
法案を策定し、国会に提出したものが、
与野党の満場一致で(反対者0)可決成立された国の法律です。

動物愛護管理法うんぬんと言い始めると、
「お前は共産党員だろう?」とすぐにレッテル貼りに
走るオバカさんもおられるようですが、
動物愛護管理法は、政権与党の自由民主党が策定し、
国会に提出し、一人の反対者も無く可決成立した法案なのです。

動物愛護管理法改正の経緯について PDFファイル
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=7282&hou_id=6453

衆議院議員・
自民党動物愛護管理推進議員連盟会長
鳩山邦夫さんのウェブサイト
http://www.hatoyamakunio.org/001/2006/06/post_5122.html

しかもこの法律は、世界中で高まる動物愛護の動き、
世界の世論を評価して策定されたものです。
恥ずかしいことに、それまで我が国は、先進国でありながら、
動物愛護という観点については大幅に諸外国に比べて
法整備も含めて対応が遅れておりました。

「動物を愛護することは、ひいては豊かな人間性の
 構築につながり、犯罪を減らし、地域や国も良くしていくことに繋がる。」

「動物愛護は、人間の情操教育にも大変よい効果がある。」

「諸外国に比べて、日本が動物愛護後進国であってはならない。」


動物愛護管理法が策定されたのは、上のようないくつかの
理由からです。

勿論、野良猫をはじめとして、動物への人間による
虐待事件が相次いだことも策定の背景にはあります。
動物愛護管理法が成立する前までは、
ペットや野良猫といった動物たちへの虐待に対して、
罰則が効く明確に定められた法律が無かったからです。

だから動物愛護管理法が出来た。
以上のように、法律成立の背景事情を考えてみても、
野良猫が愛護動物であることは明白なのです。

「野良猫は愛護動物ではない。」
などとネット上で詭弁を言っている人、貴方は犯罪者予備軍です。
野良猫を貴方が殺したりすれば、貴方は1年間刑務所で
暮らすことになるでしょう。

動物愛護管理法について詳しく知らない無知な人は、
「野良猫は愛護動物ではない。」などと
文明人とは到底思えぬ、そのような恥ずかしい言動を
ネット上でひけらかすのは止めた方がいいでしょう。


動物愛護管理法が国会で成立すると、
すぐに東京都は
「動物と人間とは仲良く共生して行きましょうね。」
という骨子のハルスプランを策定、
 (以下を参照。)

「東京都動物愛護推進総合基本計画<ハルスプラン>」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2003/12/22dc8100.htm

このハルスプランに基づいて、
動物愛護についての見識を持つこと、
また動物愛護を実践していくべきことを
広く呼びかけています。

現実に東京、およびその他の自治体では
これらの動きに呼応し、
野良猫の不妊手術の費用の一部を助成する
政策を始めているところがいくつもあります。
「野良猫は愛護動物ですので、排除することは出来ません。」
と役人が答申している会議録、市の広報もあります。
 (以下を参照。)

千葉県の広報誌
広報いちかわのホームページ
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/media/koho/270519.htm

>地域とボランティアと市が協力して
>野良猫を“地域猫”に

>「野良猫が増えて困っている」
>「捕獲して欲しい」
>「鳴き声がうるさい」
>など、猫に関する苦情が多く届きます。
>そのほとんどが、飼い主のいない猫(野良猫)によるものです。
>こうした問題を解決するには、どうしたら良いのでしょうか。

>■なぜいるの?飼い主のいない猫(野良猫)
>飼い主のいない猫(野良猫)がいるのは、
>「心ない飼い主に捨てられてしまった」
>「飼い猫が迷子になってしまった」
>などの原因が挙げられます。
>猫は、生後 6カ月ごろから発情期が来て、
>1年間で2~3回の妊娠が可能です。
>1回の出産で3~5匹ぐらい子どもを生むため、
>1年で何十匹にも数が増えてしまいます。

>■排除できないの?
>野良猫にはテリトリーの中で一生を過ごすという
>特性があり、どんなに厳しい環境でも、
>生まれ育った生活の場を変えることはないと
>いわれているので、追い払っても、問題の解決にはなりません。
>市へ「猫を捕獲して欲しい」という電話もありますが、
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>愛護動物である猫の捕獲や処分は法律で禁止されています
>から、市の判断で行うわけにはいきません。


野良猫が愛護動物でないとしたら、
自治体が補助金を支出するなどということは
ありえない事です。

野良猫は愛護動物であるから、
自治体が不妊手術の補助金を出しているのです。
 (以下を参照。)

神奈川県綾瀬市ホームページ
「猫去勢及び避妊手術費補助金」
http://www.city.ayase.kanagawa.jp/hp/page000006300/hpg000006295.htm

東京都「港区ポータルサイト」
港南地区の野良猫について 区の対応・考え方
http://www.city.minato.tokyo.jp/goiken/kuminnokoe/data/181-08-094-0.html



警視庁のホームページにも、
動物の虐待は犯罪ですというページがあり、
動物愛護管理法の罰則規定を掲載しています。
 (以下を参照。)

警視庁ホームページ
「動物の虐待は犯罪です!」
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/animal/animal.htm


「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人「M」
 をはじめとして、幼女を襲う変質者の内多くは、
 人を襲う前に動物を虐待しているものだ。
 だから野良猫の虐待は看過出来ない。
 動物を虐待する人間は、その後に必ず
 幼女等、人間を襲うからだ。」
とは某警察官の弁です。


ですから、野良猫に対して人間は
優しく接しなければなりません。
こんちくしょう!とかいって、石を投げつけるのはいけません。
ケガを負わせることも、飢えさせることもなりません。

法案を審議し策定する国会で、
満場一致で可決成立した動物愛護管理法を
遵守することは、日本国民の義務です。
誰でも法律は守らなければなりません。

野良猫は愛護動物です。

裁判での判例もあります。
「野良猫であるかないかを区別をする必要は無く、
 猫は愛護動物である。」
との判決が。

野良猫は愛護動物。
動物愛護管理法は国会で成立した法律だから
全員が守らなければならない。

このことを、日本国民全員が共通認識として
共有しましょう。

間違っても、
「野良猫は愛護動物ではない。」
などと知恵遅れのサルみたいな考えを持たないように。
そういう誤った危険な犯罪者的考えを、
ネット上で不特定多数の人に、
さも正しいように吹聴しないように。

「サルになるな。人になれ。」

という某パソコンの
キャッチコピーが何年か前にありましたが、
この言葉は、
「野良猫は愛護動物ではない。」
などという間違いを吹聴している人にも
当てはまることでしょう。


野良猫は愛護動物です。
我々日本人は動物愛護先進国となるべき文明人です。
動物愛護管理法を遵守しましょう。




関連日記

>立て替えていた、野良猫不妊手術代を回収(^ー^* )♪
http://cameraphotoster.at.webry.info/200611/article_28.html






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